2018-03-29
新しいインフルンエンザ治療薬
今年3月に新しい抗インフルエンザ薬が承認、発売されました。
成分名バロキサビル マルボキシル、製品名ゾフルーサ既存のインフルエンザ治療薬と異なる機序で細胞内でのウイルスの増殖を阻害します。
特徴的なのが1回の内服で治療完了となります。
既存のインフルエンザ治療薬では吸入1回で済むものはありましたが喘息などの基礎疾患があれば使用できなかったので喘息の方には朗報です。
体重別で内服する錠剤の量が変わりますが基本は成人なら1回2錠、小児なら体重で変わりますが1~2錠です。
現時点では錠剤しかないため錠剤が飲めない小児に関しては粉砕にして(粉砕にすると苦い)シロップに混ぜて処方することもできます。
今シーズンのインフルエンザは収束してきましたが来シーズンには標準的治療となっていくと思います。
いやー医療ってほんとに日進月歩。