2021年11月12日より厚労省専門部会より子宮頸がんワクチン接種の積極的呼びかけを再開することとなりました。各自治体でも同様の動きが見られています。

子宮頸がんワクチンとは子宮頸がんの原因になるヒトパピローマウイルスの感染を未然に防ぐものです。性交渉以前に接種することで子宮頸がんの発症予防できると言われています。

子宮頸がんは毎年11,000人が罹患し3,000人亡くなります。20～40代の若年発症が多く子どもを残して亡くなることもありマザーキラーという別名もあります。

2011年に子宮頸がんワクチン接種が開始されて以来、副反応と思われる報告が相次ぎ2013年にワクチン接種の積極的推奨は中止されていました。しかし世界では子宮頸がんワクチンの投与が一般的であり先進国では遅れていました。

70％あった接種率が1％未満の状況が続いていましたが、今回世界と比較し上記を考慮して再開となりました。

デリケートな問題ではありますが、メリットデメリットをよく考え親御さんとご本人がよく話し納得の上で接種されます様お願い致します。

接種対象は小学6年から高校1年生までの女子で合計3回の接種になります。

（注）当院では子宮頸がんワクチンは予約制ですので御電話御予約ください。
（注）コロナワクチンとの間隔は前後2週間空けましょう。